「美容業の開業事情」(こくきん創業支援センター福岡)に見る
サロンの開業の実態の最終回。
今回は、開業時、そして開業後の経営課題を見てみます。
一般に、
開業時には「資金」、開業後には「人材」の問題が
経営者の悩みや苦労としてまず挙げられます。
この傾向はサロンについても同様のようです。
開業時に苦労したこととして、資金調達(38%)がまず挙げられ、
これに、財務・法務(31%)や各種手続(27%)が続きます。
技術や接客は下積み時代に充分身につけても、
<経営者>は、それだけでは思うようにいかないことも多くあります。
一方で、開業後の苦労は、売上確保・従業員育成確保で過半を占めます。
美容業の経営指標(2008年小売業の経営指標)として、
・従業員1人当たり売上高 53万円/月商
・イス1脚当たり売上高 48万円/月商
が中期的な目標になりますが、
立ち上げから軌道に乗るまでの間の計画は、
試行錯誤の繰り返しです。
初心をわすれることなく、どんどんチャレンジしていきましょう。
以上、創業の先人達が教えてくれたことを
これから創業を考える方々は
生かさない手はありません。
創業のアイデアが出てきたら、
まずは、あなたが考えるビジネスを整理してみましょう。
さらに一歩踏み込んで、販売計画・資金繰り計画の策定と実行、
税務や会計などの経営知識などは、
プロフェッショナルの手助けを借りることができれば、
将来の成功率も格段にアップするはずです。
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