1月19日にも、会社更生法の適用を申請する日本航空(JAL)。
私もマイレージを持っていますが、顧客のマイレージは保護される見込みです。
ところで、法的整理が決定的で、株が紙切れになりそうな状況にもかかわらず
13日=7円 14日=8円 15日=7円
となり、取引時間中には、一時10円まで値上がりしています。
なぜ値上がりするのか?
そもそも買う人がいるのか?
これが正に、短期売買の真骨頂とでもいいますか、
以前ブログにも書いた、信用取引。
ヘッジファンフドや個人投資家などが参加していると思いますが、
要は、信用取引で<将来必ず買い戻さなければいけない>という
プレイヤーがいて、それに乗じて買い注文が重なった、とみられます。
7円で買ったものが8円で売れれば、+14%の利益です。
逆に損をする人もいるのですが・・・
今回のJALの値動きは、のちのち語り草になるのでしょうか。
「需給」という経済学だけでは「思惑」という行動学を説明できないものだと、
改めて思い知らされます。