ネットバンキングでも、預金の出し入れの様子はわかりますが、取引が少ないうち(月間で数ページの記帳)は、通帳との併用をオススメします。
ネットバンキングはあくまで振込の代用として、通帳は通帳で、それまで通り使用するやりかたです。
しかもその通帳に、少し手間を加えるだけで、ぐっとわかりやすくすることができます。
【方法】
たとえば、こんなメモ。
(出金したとき)
・現金で引き出したときの振込先や取引先コード
・支払う請求書と同じ番号・記号の証憑番号
・税金などの場合、その内訳
(入金したとき)
・現金を入金したときの預かり元や顧客コード
・差し引いて入金された振込手数料の額
・何月分の売掛金の回収か
【効果】
ネットバンキングの良いところは、金融機関の窓口で待たずに振込できること。
通帳の良いところは、コンパクトにお金の出入りが見えること。
月次の帳簿作成は、現金出納帳と預金出納帳を入力することで8割がた完成しますが、
この方法ですと、預金出納帳が「通帳だけ」を見て入力できるわけです。
途中でよく覚えていない現金の引き出しがあったとしても、書類に戻る「手戻り」がなくなります。