今回は、比較的大きな規模の法人でも実践されている内容です。
すべての経費が通帳から出し入れされるわけではありません。
例えば駐車場代。
小銭が必要ですから、どうしてもポケットマネーでいったん支出する必要がありますね。
それを会社の金庫から引き出す。領収証と突き合わせる。
これが一般的な現金管理です。
【方法】
ところが必ず会社に「現金」を置いておかないと思っていらっしゃる方もしますが、
必須ではありません。
1か月間の経費を個人的に立て替えておいて、
「経費精算書」をつくり、領収証をそろえます。
そしてつかった分だけを給与といっしょに引き出せばよいのです。
もちろん、この時も現金渡しではなく振込をオススメします。
またこの時のポイントは、「経費精算書」と領収証の糊貼りを、
経費を立て替えた社員本人に作ってもらうことです。
経理としては、そのチェックに専念できます。
【効果】
こうすることで、現金出納帳の管理が必要でなくなります。
「金庫の現金が合わない」などということもありません。
なお現金を必ず扱う商売(小売業など)の場合には、
レジからの小口経費支出をなるべく少なくする工夫が必要です。
・必要なものはカードで払って、事業用口座から引き落とす。
・文房具屋消耗品はカタログショッピングにして、口座振替にする。
毎月ウンザリする領収証の整理も、ぐっと楽になるはずです。