このほど、「中小企業の会計に関する基本要領」が公表されました。
中小企業庁ホームページは、こちら。
これは、公認会計士の会計監査を受けない中小企業においても、
決算書の品質を高め、経営判断や金融機関への説明に活用できることを目的としており、
より中小企業の実態に即した決算の目安とできるようにまとめたものです。
特に、税制とのバランスなど、中小企業ならではの会計慣行もありますので
その点も十分に配慮されたひな形が掲載されています。
経営者のみなさまには、ぜひとも自社の決算書をもういちど見直していただき、
見比べてみていただきたいと思います。
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概要(中小企業庁ホームページより)
I.総論
中小企業の多様な実態に配慮し、中小企業の経営者が理解しやすく自社の経営状況の把握に役立つものとするとともに、会社計算規則に準拠しつつ、中小企業に過重な負担を課さないものとすること等を目的に記載するなど、「中小会計要領」の基本的な考え方を示しています。
Ⅱ.各論
多くの中小企業の実務において実際に使用され、必要と考えられる項目(勘定科目)に絞るとともに、一定の場合の簡便な会計処理等を示しています。また、中小企業経営者の理解に資するよう分かりやすい表現にするとともに、解説を付しています。
Ⅲ.様式集
会社計算規則により作成が求められている貸借対照表、損益計算書等について、多くの中小企業の実務において実際に使用され、必要と考えられる項目(勘定科目)に絞った上で、様式例を示しています。