昨年、恩師の大学退官記念パーティでお会いした後輩から
先週1通のメールをいただきました。
後輩といってもひと回り近く離れているのですが、
なんでも大学卒業後に福岡の政府系金融機関に就職後、
いまは高野山で地域振興を仕事にしているということ。
メールの趣旨は、
あいにく時間が合わずセミナーには参加できませんでしたが、
この後輩、
高野山からわざわざ下山(?)して福岡に来ているとのこと、
面白そうなのでちょっと会ってみました。
「もやいバンク」をはじめとしたNPOバンクは全国にいくつかあり、
SB(ソーシャル・ビジネス)を金融面で支援しようと、
バンクの賛同者から出資を募り、
これを原資に
一定の要件を満たしたSB事業者へ融資をしています。
今回は福岡でのバンクの活動を聞かせてもらいつつ、
私からは、
福岡のSBやベンチャー企業の現状なり
「事業者・河上」としてのビジネスなりをお伝えしました。
すでにSBを支援する機関はあるのですが、
福岡のこのバンクでは
<リスクを負ってビジネスを始める、若きSB起業家を応援したい>
という考えがあるそうです。
私からその時お伝えしたことは、
一部例外を除いて
企業が存続するには社会に認め続けられなければならない
だとすると
営利企業は基本的にソーシャル・ビジネスである ということ。
「近江商人の三方よし」は理想論かもしれませんが、
それが企業理念につながるのではないでしょうか。
もやいバンクをはじめとしたNPOバンクには、
これからも注目です。