仕事をする上で、コミュニケーションが必要なのは
今更いうまでもありません。
ではコミュニケーションの目的は何なのでしょうか?
仕事上では、「指示伝達」であったり
「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」であったり、
要は、ある情報を、ある目的を達成するために「教える」ことにあります。
この教えるということが、実に難しい。
たとえば、
われわれ職業会計人が当たり前と思っている
「減価償却」のしくみ一つをとっても
会計に慣れていない方には、うまく伝わらない。
あるいは、
どんなに良い商品・サービス、良い企業であったとしても
外部に伝えて理解してもらわなければ成果に結び付かない。
「教えること」の効果はいくつかありますが、その中でも
「教えることで自分自身の理解が深まる」
というのがミソだと思います。
ある税理士の方に言われました。
税法をはじめとした専門分野をお客様に理解していただく中で
難しいことを難しく言うのはできるのだけれど
難しいことを、ポイントを端的に示すのがプロの役割だ、と。
表面的だけでなく「なぜこうなったのか?」という観点を持つことで、
うまく教えることが可能なのではないでしょうか。