3月になりましたが、福岡は雨交じりで肌寒いですね。
さて、新卒生・既卒生の就職難が言われていますが、
(そういえば私の大学4年のころは「氷河期」、院卒のころは「超氷河期」といわれていましたが…)
中小企業の現場では、採用に積極的なところも数多くあります。
ただ、なかなか大手就職支援サイトなどを使ってまではできない、という企業が多く、
求職者までなかなか中小企業の情報が届きにくいのが実情です。
そうしたミスマッチな状況を改善すべく、全国の中小企業団体中央会で行われているプロジェクトがあります。
その名も、『新卒者就職応援プロジェクト』。
元気な地域企業とやる気のある人材を長期の職場実習(インターンシップ)の手段でマッチングを行い
中小企業の人材確保を支援するもので、
実習生は、平成19年9月以降に、高校、大学等を卒業(予定)し、現在未就業の方が対象です。
おたがいのことを、時間をかけて理解しあうというインターンの仕組みは、
離職率が高くなったとされる近年はとくに必要になってくるものと思います。
コーディネート機関が、事前カウンセリングから実習終了までをきめ細かく支援するとともに、
実習生に対しては日額7,000円の技能習得支援助成金を、
受入企業に対しては日額3,500円の教育訓練費助成金を支給します。
この制度で、平成22年4月~12月の間にインターンとして企業実習を受けた方は、約5,000名。
そのうち3分の1が、継続的に「就職」という形に結びついています。
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福岡でも、福岡県中小企業団体中央会で、今月以降も「企業面談会」が開催されるようです。
(ちなみに、2月は定員の約60社の企業があつまったとのこと)
こうした取り組みも、企業側で上手に活用されてみてはいかがでしょうか。