前回に引き続き、
教える力・伝える力について少々。
2010年7月19日の日経MJで、
辻調理師専門学校・辻校長のインタビュー記事がありました。
Docendo Discimus (教えることによって学ぶ)
辻調グループが創立当初から校是としているのだそうです。
(以下、HPより抜粋)
辻調グループの教職員は、学生と向かい合う中で、常に謙虚さを忘れず、学び続けることを求められます。学生とともに、日々、進化して行きたい──「建学の精神」は、脈々と受け継がれています
経営についても、同じことが言えるのではないでしょうか。
財務情報であれば、
単に「決算書」というものが出来上がっても、
その中身について企業が理解していなければ、ただの紙。
「なんで売上が伸びた・落ちたのか?」
「どうして計画より利益が良かった・悪かったのか」
きちんと中身を知ろうとして、社内・社外に教えられれば
世界でただ1つの立派なプレゼンテーション資料です。
知的資産(無形の力)であれば
決算書(財務情報)では、成果の一部とはいえ、企業の全ては伝わりません。
人材力、技術力、営業力、コミュニケーションといった知的資産を
・強みは何か?
・それは社内で共有されているか?
・強み同士がどうつながっているか?
「知的資産経営報告書」などを上手に活用し、
学びを深め、
社内・社外に教えることが
これからの企業経営にも求められています。